こんばんわ。神楽です。
先日、朝、私が出社するとゴミ箱にクワガタムシ(メス)がいました。
いつも会社には一番乗りをし、大体の準備をして…余裕と食欲があったら朝食を食べる、そんな感じだったのですが・・・。
ゴミ箱の中にウゴウゴと動く、黒くて小さいものが・・・。
黒光りはしているものの、動きは鈍いので”五木さん”ではない、と判断は出来ました。
どこから、いつの間に入ってきたのだろう???
そんな事を考えていると、先輩が出社してきたので、私は妙なテンションでクワガタを報告。
すると、先輩は「マジで!?あ、ホントだ!観葉植物の傍に置いとこう!」と妙に喜んでつまみ上げ、大きめな観葉植物の鉢の中にクワガタを置きました。
私「あの…大丈夫なんですか?あんな所に置いといて(もし誰かが踏んだり、虫嫌いのKさんが見たら大変ですよ?)・・・虫かご買って来ますか?」
先輩「ん?大丈夫!飛ぶから!自由にさせてやろう!」
私「(大丈夫の意味がわかんねえよ)・・・一向に動く気配すらないんですけど・・・。」
仕事が始まり、先輩と私の二人だけがクワガタの存在を知っていて…誰一人、気付かない。
クワガタは・・・動くけれど、全く飛ばない。
もしや・・・飛ぶ力が無いのでは?と私は思い、腐れかけた桃を切って与えてみました。
すると・・・クワガタ、がっついた―ッ・・・!
彼女は空腹だったのか!と私は先輩にこっそりと「桃食ってます。」と報告。
先輩「ホントは、昆虫ゼリーとかがいいんだよね。100円ショップで売ってるの。」
私「じゃあ、お昼休み買ってきます!」
何故だろう…あのクワガタが妙に気になる…!
ゼリーを購入し、そっと設置すると・・・クワガタがっついたーッ!無心で喰ってる…!!
その後、ニヤニヤしている私と先輩の様子を不思議に思った他の先輩にもクワガタの話をしました。
私「ゴミ箱にクワガタがいたんですよ!」
先輩B「それ、ゴキブリじゃないの?」
違います、と私はクワガタを見せました。
先輩B「霧吹きで水をちょっとふきかけてやると良いんだよ。」
・・・まだ飼うって決めてませんけど・・・。
違う先輩にもクワガタの存在を知らせました。
私「実は、先日ゴミ箱の中にクワガタがいたんですよ!」
先輩C「それ、ゴキブリじゃないの?」
だから違げーよ!!と私はクワガタを見せました。
ここで、全員がふと、思ったのですが・・・
”コイツ、飛ばないし繁殖しようと動く気配すらなく、ただゼリー食ってるよな・・・”と。
先輩C「これ、オス与えてさ・・・繁殖させて、副収入にしない?」
先輩B「神楽さんが世話してさ。」
・・・私かよッ!繁殖って難しいんだぞ!?
私「というか…この子…繁殖する気あるんですかね?もう、なんか…諦めているような気が…。」
初めての出会いを思い出し、私は妄想しました。
クワガタ ムシ子(38)
彼女は社会に出てから、世間の波にもみくちゃにされつつも生きてきました。
しかし、オスにモテぬまま、その日の餌にありつくのもやっとの生活。
そして、もうすぐ40歳・・・。
『もう、繁殖なんてやってられるかっつーんだよ!!』
…と春子は自棄になり、酒を飲みまくって泥酔し、ゴミ置き場で寝てしまい…
気が付くと、目の前に桃と昆虫ゼリーが・・・
『こ、ここは天国ですかー!?』
~妄想終了~
・・・クワちゃん・・・君って女は、苦労してきたんだね・・・(泣)
先輩C「じゃあ、名前はアラサーのアラちゃんだ。」
いや、名付けてる場合じゃなくて!
先輩D「僕は、B君でいいと思う。無気力な感じがそっくりだから。」
だから、名付けてる場合じゃないっての!
私「虫嫌いのKさんに絶対言わないで下さいよ?昨日”クワガタムシとかカブトムシ好きですか?”って聞いたら、”見たら、絶対潰しちゃう”って言ったんです。」
先輩達「「「OK!」」」
私「あと、名前はクワちゃんです!!」
先輩達「「「飼うのかよ!!」」」
そんな訳で、会社にペットが増えました。
・・・こんな時に火鳥さんのペットの話を思い出してしまいました。
→ ~スピンオフにもならない小話2~ です。
よろしければ、ご覧下さい。
それでは、本日はこの辺で・・・
次回のBLOGにて、コメント返しをさせていただきます!
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